Healthcare Social System Engineering

医療社会システム工学

医療社会システム工学

医療は社会が全体として保有すべき「社会技術」です.ここでいう社会技術とは,経済原理などの単純なインセンティブによって健全な発展を望むことが難しく,何よりもその良し悪しが社会に与える影響が大きく,社会全体として何らかの方法論を有していなければならないような思想や方法論の全体を意味しています.医療は,この意味での社会技術として確立しなければ,質・安全を確保できない難しさを内在した分野です.

医療に対するこうした認識のもとに,医療の安全・安心・質保証のために,構造化知識工学,ヒューマンファクタエンジニアリング,システム工学,質マネジメント,社会工学アプローチを適用し,医療の質安全保証,医療質経営,組織の持続的成長の実現のために必要な概念・方法論・手法からなる「医療社会システム工学」とも呼ぶべき学問領域の確立が望まれています.

本講座は,こうした現代の社会ニーズに応える「医療社会システム工学」の確立を目的として2006年に設置され,精力的な研究,教育,社会技術化活動を進めております.